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校長室だより

「学校再開にあたっての校長講話」

 

 中学生・高校生の皆さんおはようございます。
今朝、私が歩いて登校していると、何人もの生徒が「おはようございます」と挨拶をしてくれました。
学校に着くと明るい生徒の声が聞こえてきます。やっぱり学校はこうでないといけないと改めて思い、私自身が生徒達の声に元気をもらいました。
 4月11日から休校に入り、50日余りが過ぎ、桜が満開で爽やかだった春から、すっかり初夏に季節が移り変わっています。3月の休校期間や春休みを含めると3か月近くも休みが続いたということになります。
もう2か月近く前の事になりますが、入学式の翌日の4月9日の始業式では体育館に集まることはなく、皆さんは教室にいて、オンラインで始業式を行いましたが、今日の学校の再スタートにあたり、その時と同じようにオンラインで少しの時間、私から話をさせてもらおうと思います。

 さて、この休校期間、皆さんは家で元気で過ごすことが出来ていたでしょうか。休校が本当に長く続きました。
教室での授業は受けられない、部活動も出来ない、友達とも会えない、そして様々な社会生活も制限された3か月でしたから、生徒の皆さんも本当に大変だったと思います。
特に中学1年生や高校から入学した高1の新入生の皆さんは、入学してクラスの友達の名前も覚えていないような中での休校となってしまいました。新しい友達や先生との出会いや、部活動への入部なども楽しみにしていたと思いますが、4月20日からはオンラインでHRや面接や授業を始めたものの、中学生・高校生としてのスタートが切れず、残念な思いの日々だったと思います。
高校3年生も大変だったと思います。高3にとっては学園生活最後の年でもあり、大学入試に向けての最も大切な年にいきなり長期の休校で大学入試がどうなるのだろうか、出願はどうなるのだろうかと不安になった人も多かったかもしれません。特に高3は、部活動での最後となる大会の中止が決定されており、文化部の発表会なども同様に多くは中止が決まっています。高体連では種目によっては県大会が検討されていますが、中体連では県大会は中止され、備南西の地区大会は8月になっての開催が検討されていますが、中国大会や全国大会は既に中止が決定されています。特に高3や中3は最後の大会であるだけに、本当に残念な思いやいたたまれない気持ちになっているのではないかと思います。その他の学年の皆さんも、修学旅行を始め、全ての行事が延期になったり、中止になったりしてしまいました。
私はこの間、終業式や始業式・卒業式や入学式においても、また5月2日のオンラインでのメッセージなどでも、その度に金光教の教えの「難はみかげ」という言葉や「ピンチをチャンス」にということを話しましたが、覚えているでしょうか。私たちは健康な時には、元気であることが当たり前と思っていますが、病気や怪我をして(つまり難儀に出会って)はじめて健康であること(おかげ)の有り難さに気付き、感謝の気持を持つことが出来ます。この度のコロナ禍のような難儀や困難の中だからこそ、出来ることや気付くことがあり、少しでも元気に前向きに考え、頑張っていかなければならないとお話しました。この度の金光学園として、オンライン授業に取り組めたことは、「難をみかげ」に「ピンチをチャンス」にできたことの一例ですが、もし今回のコロナによる休校措置がなかったら、オンライン授業などに取り組むことは出来ませんでしたし、今こうしてオンラインで皆さんにお話をすることも出来なかったと思います。
5月14日に岡山県や広島県など39県の緊急事態宣言が解除されたのに続き、1週間前の5月25日には東京や北海道などでも解除され、全国全ての地域で緊急事態宣言が解除されました。国や県としてはこれまでの感染拡大を防ぐための自粛や制限をするという政策を大きく転換して「コロナと共存・共生しながら、またコロナ感染のリスクをコントロールしながら、新たな日常を作り上げていく。新しい生活様式を作っていく」として、様々な感染防止の対策を可能な限り取りながら、社会経済活動を再開させて行くようにと舵を切っています。これは諸外国においても同様であります。地元や近隣の小中学校では既に先週から授業を再開し、金光学園を始めとする多くの私立学校や県立の学校でも、今日から学校を再開しています。
しかし、一方でコロナの第2波、第3波が起こるという心配もされていますし、今後どのようなことになっていくのか想像もつきません。どんなことが起きても、生徒の皆さんが「和らぎ喜ぶ心(和賀心)」を持って「難をみかげ」にして乗り超えて欲しいと願い、コロナ感染拡大の収束を願っている毎日であります。
 今後のことについては「密閉・密集・密接の三密をできるだけ回避」し、「マスクの着用」や「手洗いや消毒」など感染対策を継続して学校を再開させていきたいと思いますが、このあと、保健室の養護の先生より感染症防止のために、皆さん注意してもらいたいことや守ってもらいたいことを改めてお話しますので、よく聞いて取り組んでください。
 なお、1学期に学校で予定されていたことは全て中止か延期になり、この休校期間の授業などを補うために、1学期の終業式は8月7日、2学期の始業式は8月の17日とするなど、夏休みを大幅に短縮することにしていますが、1学期の後半から2学期の全ての予定や行事も見直しを進めているところです。早急に決めなければならないことが沢山ありますが、それらの中で、今私が最も悩んでいることの一つが9月の「ほつま祭」と「体育会」の開催のことです。まだ3~4カ月も先の事ですから、その頃このコロナの状況がどうなっているのか誰にもわかりません。しかし例年なら今の時期に、クラスではどんな展示をするのか、どんな演技をするのかを決め、取り組みをスタートさせる時期でもあります。
高校ではまだ今年度の新生徒会長や副会長の選挙も出来ていない中ですが、ほつま祭や体育会の事も検討をしていかなければなりません。現時点で判断するとすれば、例年のような開催はできないという声や意見が多く、中止も「仕方がない」ということになるかもしれません。ほつま祭や体育会の中止を決定するのは簡単ですが、一方で文部科学省は岡山県などの感染状態がレベル1の地域では、部活動などは可能な限り感染症対策を行った上で通常の活動を行うことが出来るとされており、感染のリスクが高い学習活動においては可能な限り感染対策を行った上で実施することを検討するとされています。どんな対策をとり、どんな取り組みをすれば実施可能かを今一度先生方や皆さんとも考えて進めたいとも思っており、その上で出来るだけ早い段階
で、開催の是非や方向を決めたいと思っています。

 さて、明日からは3カ月振りの授業再開になりますが、多くの人は「さあ頑張るぞ」という気持ちになっていると思いますが、あまりにも休校期間が長かったので、中にはまだ気持ちの切り替えが出来ていない人もいるかもしれません。まずは自分の心と体を整え一日も早く新たな日常の学校生活が送れるように考えてください。そして元気な気持ちで頑張っていただきたいと思います。それでは、このあとの感染防止に関する注意事項などをよく聞いて、ここからしっかり取り組んでいきましょう。
最後に合言葉「人をたいせつに 自分をたいせつに 物をたいせつに」終わります。

 
            (2020年6月1日オンラインで流した動画を文章化したものです)

 

 

 

 

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